古い純正マルゾッキと模造品、新型マルゾッキを見分けるポイント

古い純正マルゾッキと模造品、新型マルゾッキを見分けるポイント

1. ドレンボルトの形状(写真1枚目)

  • 旧型:マイナスドライバーで回すタイプ

  • 新型(写真の品):プラス形状のドレンボルトが使用されている

旧型のマルゾッキはドレンボルトがマイナス形状のため、外観ですぐに判別が可能です。一方、新型や模造品はプラスねじの場合が多いので要チェック。


2. ロッドとエンドアイの接続(写真2枚目)

  • 旧型:ロッドをエンドアイに“鋳込んだ”構造のため、基本的に分解不可

  • 新型(写真の品):エンドアイが“ねじ込み式”で、分解が可能

写真中央右あたりにある穴が分解式の証拠。旧型はロッドと一体成型されているので、このような穴はありません。


3. 六角部分の違い(写真3枚目)

  • 旧型:六角部分がネジ形状

  • 新型:見かけだけ六角形状だが、実際は圧入されている

ここは分解しないと区別が難しい部分。外観からは六角に見えるものの、新型はねじではなく圧入式となっています。


4. 内部構造:ツインチューブかシングルチューブか(写真4~6枚目)

  • 旧型マルゾッキ:ツインチューブ構造

  • 新型(写真の品):シングルチューブ

この点も分解しないと見分けにくいポイントですが、新型はシングルチューブ構造で、性能的には旧型より優れた面もあるとのこと。


まとめ

  • 外観から分かる点:ドレンボルトの形状(プラスorマイナス)、ロッドとエンドアイの接続部(ねじ込む穴の有無)

  • 分解しないと判別困難な点:六角部分がネジか圧入か、ツインかシングルかという内部構造

旧型マルゾッキと模造品、新たに販売されている新型マルゾッキを見分けるには、上記のポイントが参考になります。外観で判断できる部分もあれば、分解して初めて分かる内部仕様の違いもあるので、購入や再生産部品の選択時には注意が必要です。特に新型はシングルチューブ構造で、総合的な性能が旧型を上回るケースもあることを頭に入れておくとよいでしょう。

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