【CB750 FBのフロントフォーク】オーバーホールを短めに紹介

 今回のお題は80年代の車両でホンダの【CB750 FB】です。

 お題目
 1 基本構造
 2 作業内容
 3 金額
 4 まとめ

  短くささっと読めるようにまとめます。

 1 基本構造
 昔からあるピストンバルブと呼んだり呼ばなかったりの、とにかく普通の造りです。

 少々厄介なのは左右のフロントフォークをつなぐホースが有る点。これは一体何かと言えば、タイアの空気を入れるように圧搾空気を内部に入れて、硬さを変化させます。

写真中央の上部にある蓋を外すとエアバルブが顕になります。

 難しい構造ではありませんが、車体脱着にホースの取り外し(またはトップキャップの脱着)がついて回るのは少々手間です。

ご覧の様な珍しい形状のトップキャップ。
アウターチューブには誇らしげに「AIR SUS」とあります。

 2 作業内容
 特段の変更や改造は行わず、一般的な消耗品交換を主としたオーバーホールですがインナーチューブの再メッキはお客様の指定があり施しました。

  インナーチューブの再メッキは業者さんがバフ目を研究し、程よいオイルハッチが生成され動きは滑らかですが、場合により追加で研磨を行います。

 3 金額
 部品はお客様の持ち込みであり、O/H工賃、フォークオイル、再メッキと税や送料を頂きました。それらの合算は11万円強でした。

 4 まとめ
 難しくない作りなので40年を経た今でも修理が容易で、動きも充分です。作動性だけで言えば意外と滑らかで良い動きをみせます。

 現代のタイアと乗り方に合わせバネと油面を変更する、またはトップキャップの交換でイニシャル調整を可能にすればとても楽しくなりそうで、良い印象を持ちました。

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