【SP忠男】のツインショックをオーバーホール

 既に何回も依頼を頂いているお客様から、新たなる依頼がありました。

 SP忠男が販売していたツインショックです。分解するとわかりますが、造りはタイなどのアジア生産品でしょう。アルミやアルマイトの質がそれを教えてくれます。

 それだけでなくピストンリングの材質も凝ったものではなく、ただの樹脂という点からも少し前の雰囲気を感じ取れます。

 オイルシールが特殊なので簡単には作業が進みません。そこでオイルシールのホルダを加工したり新たな部品を作るなどして対応しました。

 減衰調整は伸び側のみで、エンドアイは分割式ですが車高調整機能はなく、エンドアイの形状を替えるための仕組み。

 ロッドの径は12.5mmなのでこの手のメーカーが採用するのは珍しい。大概は12mmか14mmを採用します。

 組み立てはやや特殊な手法で行います。ありきたりな方法だとダンパ内にエアがかなり残るため、すこしの発想が必要です。

 今回で3回目となったSP忠男のツインショックO/Hですが、方法も確立できて手法を記録したのでやっと安定的に依頼を受けられるようになりました。

 初回は加工作業等があり若干高額になり税込みで6.2万円ほどとなります。2回目以降は加工が省かれ5万円程度に抑えられます。

 希望される方は一度連絡をお願い致します。

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