オーディオ選びの旅路が終わった。はず。

 最近はオーディオに関する記事を幾つか上げてきましたが、ある程度落ち着いたのでその報告です。

 始まり
 リモートワークの環境を贅沢にするためワイアレス・イアフォンを購入し、ワイアレスヘッドフォンを購入したところオーディオに興味を持ち、あれこれと書い始めました。

 現在に至る過程
 携帯電話でストリーミングによる音楽鑑賞が主であり、ストリーミングWALKMANを3台購入した訳ですが、イアフォン、ヘッドフォン、ケーブルにDAPとかなりの出費でした。

 自分を満足させるには一度高い機材を揃えたものの、では逆に安価な品ならどこまで許容できるか?との自問があり、それを求めた結果、昨日やっとそのシステムが完成しました。

 iPhoneとifi audioのGo bluを組み合わせる
 私はiPhoneを使用しています。ブルートゥースのコーデックがAACと呼ばれるあまり上等ではない機能だそうです。

 ただコーデックによる音質は主に高音域を鳴らせるか否かが焦点になっているそうで、超高音域の特に可聴領域を超えた部分には興味がありません。そこで必要十分を知るためにあれこれと試しました。

ifi audio Go bluとFinalのA8000を組み合わせる。

 Go bluは携帯から電波を受け取り、イアフォンを鳴らします。iPhoneと接続しても良いイアフォンを使用しているおかげか、かなり音質が良いと感じました。

 散歩の時はこれとVictorのHA-NP35Tの2つで十分楽しめます。

 iPhoneとifi audioのxDSD GRYPHONを組み合わせる
 前から気になっていたifi GRYPHON(グリフォン)ですが、昨日eイヤホン秋葉原店で視聴し、購入しました。

 これで満足出来る音が出るならば、ソニーのWM1AM2を手放すことが出来る。それはつまり資金回収も少しは可能となるわけです。

 WM1AM2の新品価格は15~17万円。対してグリフォンは新品で82,500円が相場です。この両者で違いはあるのか?またその違いを(差)を自分が許容できれば、安価なシステムを構築出来る。という訳で早速視聴を開始。

外観も悪くない。

 OKです。とすぐに答えが出ました。

かなり良い!

 視聴方法はiPhoneとグリフォン、それにFinai A8000を繋ぎいつもの音楽を聴きます。主にJazzや90年代のロック、EDMのような物からクラシックも確認しました。

 対するWM1AM2にはFinai A8000を直差しです。

 私の耳では明らかな差がありました。WM1AM2の方が空間表現といか、音の輪郭が明瞭で上下の空間を広く感じます。

 しかし、それはどの程度の違いなのかといえばウォークマンを100点とすれば、グリフォンは90点以上。95点といった感触です。

 この差なら使い勝手の良さ(グリフォンならPCでも何でも気軽に接続できる)と価格も考慮すると、グリフォンに軍配が上がります。

 性能を追求すれば、得られる物と失うものがある
 バイク、サスペンションに関してはもう引き返せないところに居ると申しますか、仕事でもあり極限の性能はどこで、どんなものであろうか?を追求しています。

 しかし音楽機材に関しては娯楽であり、この様にブログにはしますが利益は生まれていません。そのため、お金も時間も場所も含めて最小限の出費で最大限の効用を得たいと考えます。

 趣味であるからこそ、突っ込むのもありでしょう。ですが一般的な所得水準で、家族がいると余りに高額な出費は自制しなければなりません。

 自分の満足、経験、知識などは得られますが、引き換えに少なくないお金を失います。このバランスを上手に探っていかなければ人生が破綻します。実は今回のオーディオ関連には一年弱で100万円以上を使いました。

 ヤフオク等で不用品を売ったとは言え、純粋に60万円程度を使いました。そこまでするとやっと自分の満足できるポイントを見いだせます。正直安くない金額です。

写真の組み合わせと、Go bluにA8000なら40万円程度で揃えられます(iPhoneを除く)。

 ただ、暗中模索の中からある程度は輪郭が見え始め、さらなる投資により朧げであった輪郭がより明確になったことで、必要十分な機材を選び出せました。

 皆さんも先人からの助言を聞き入れつつも、自分に落とし込むにはやはり一定の支出が必要だったと思います。私はその典型で歴史に学べない(賢者の知恵)ために自分で投資(愚者は経験から学ぶ)したのです。

 一番良くないのは「経験からも学べないのは愚か者以下」という点で、自分の時間を使って得られたお金を使って購入する品から、少しでも何かを得てほしいし、不要なお金を使わないで欲しい(つまり自分の過去の時間をドブに捨てない)と考え、今回のブログを書きました。

 と言いつつAmazonアフィリエイトのリンクを貼ってしまう矛盾は平にご容赦。

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