1/100 寸法

 卓上旋盤で使っていた、完成バイトで中ぐり加工を行いました。

 NRを付けず、垂直すくい角と前逃げ角を大き目にとり、横逃げ角は並みです。チップブレーカーを付ける技術がないので、きりこはつながって出てくる事が多いです。

 取り付け方次第で、加工最小内径は4mmからです。奥行10mm。刃物台は25mmのバイトが標準なので、敷板で刃高を合わせます。ビビりを考慮して回転数は265を目安にしますが、加工対象により380から555辺りまでを考慮に入れています。

 これにより、内径加工は±1/100を簡単に出せます。ノーズRがないので、仕上がりはかなり細目です。仕上げ用としては満足できる面を得られます。このバイトは紆余曲折を経て今の形状になったので、削りすぎて剛性が落ちている個所もあり、10mm角や12mmなどもう少し太くて長い完成バイトで、また製作したいと思います。

 25mm角の完成バイトは3万円くらいの価格でした。有名なASSABも試してみたいが、しばらく先になりそうです。

 スローアウェイは便利ですが、もう少しこうしたい、ああしたいがあります。調べてはいませんがNR無しもあるのでしょうか。近所の商店が店を閉じるから、テーパーシャンクのドリルと、超硬バイトを安くだすと言ってくれたので、今年は刃先も研究してみます。

 

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