5.5インチリムに160のリアタイア

 先日の走行会の準備でBT1100の前後タイアを交換しました。

 フロントは3.5インチリムに120なので普通ですが、リアは5.5インチに160のタイアを選択しました。もちろん皆さんに勧めはしませんが、使ってみるとこれはとても心地よい。パワーのないBTは力でタイアを撓ませずらいので、車重と空気圧を上手に組み合わせてタイアのしなりを生み出します。
 排気量の割にはトルクも少ないBTなので上記のようなかなり特別な手法を用いますが、タイアを細くするのも目的の一つですが主たる目的は別にあり、それは荷重指数を下げることにあります。ロードインデックスとも呼ばれますが、タイアの耐えられる最大荷重を下げれば、自ずと撓みやすくなります。街乗りや峠道でも容易に変形を起こすので、低速走行でもグリップを最大限に引き出せます。それに加え選んだタイアも柔らかめで拍車がかかります。

 逆を言えば、サーキット走行でガッチリ荷重が載るような状況において、この選択は最善ではありませんがタイムを詰めるためではなく、楽しいを最優先にするならこの手法はとても有効です。

 タイア選択、空気圧、走る場所を考えて頂ければバイクの楽しさは倍増しますから、皆様も楽しみながら悩んでください。

 

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