モンスタ−696の前後ショック、スプリング交換

 ラボ・カロッツェリアさんからバネが届き、モンスタ−696の前後ショックを仕様変更が完成しました。

 モンスタ−696の前後オーリンズ

 フロントフォークはドカティの他車種を流用し、リアは正規品が取り付けられています。二気筒は基本的にフロントのバネを柔らかくする必要はありますが、実測で0.85Kのバネが入っており、試乗した結論ではもう少し硬くする事としました。

 リアは反対で、スプリングが硬く動きが小さいし衝撃をやり過ごせません。と言う事で、前は硬く、後ろは柔らかくする事で前後の均等を図ります。

 他にも問題はありそう

 前後のサスだけでなくポジションにも難がある様です。前傾姿勢が強い状態な上に、シートがかなり後ろ上がりで着座位置が固定されがちです。つまり前方に寄せられてしまうのです。

 上手くごまかしてあった

 元々のセッティングは上記の状態を上手にごまかしてありました。動的姿勢が崩れていますが、低速域の静的姿勢(私はサスがほぼ動かない低速域は、擬似的に静的と捉えています)ではしっかりと意図をもった動きが感じ取れます。こう言うセッティングをされると普通の方は問題点の把握が難しいはずです。いい様な気もするが、なんだかおかしい感じがする。と言った具合です。

 その問題点を見極め、仕上げるのが私どもの仕事という訳です。これも取り付けが完成したら試乗を行いセッティングを行いますので、動画とブログで報告いたします。

 

 

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