CBR650RのLGN入庫

導入 ―― 新車CBR650R×LGNローダウン計画、始動

「600 ㏄クラスに慣れているけれど、CBR650Rは足つきが心配」——そんなご相談から今回のプロジェクトが動き出しました。LTD/LAT/LGNという 3 タイプのローダウンを数週間比較検討された結果、“足つき+走り” をダブルで底上げできる LGN を選択。納車直後のフルノーマル車をお預かりし、サスペンション専門店ならではの視点で仕上げていきます。

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1. CBR650R(’25 年式)—— スペックと課題を整理

主要諸元 数値 足つきに影響するポイント
シート高 810 mm ミドルクラスとしては標準だが、160 cm 前後では踵が浮きやすい
車両重量 211 kg 押し歩き時の “腰高感” が不安要素
前後サス 倒立 φ41 mm/リンクレスモノショック 純正ばねがやや硬め。体重 60 kg 台では動きを出しにくい

Eクラッチ仕様で街乗り操作は楽でも、停車時の安心感はシート高に左右される——ここがローダウン相談の主因でした。


2. 3 方式のローダウン比較(LTD/LAT/LGN)

手法 下げ幅※ 特徴 今回の選定理由
LTD 30 mm 価格重視・リアばね交換+フォーク突き出し コストパフォーマンスは高いが「もっと走りを伸ばしたい」
LAT 40–50 mm LTD+フロント LGNばね=ハンドリング強化 足つき◎だが「もう一歩ストロークを活かしたい」
LGN 0–60 mm 前後専用ばね+ストローク再配分=走りと安心を両立 “足も着き、動きも出る” 最終ゴールに合致

※シート高換算の目安


3. LGN を選んだ 2 つの決め手

  1. 足つきの実測データ
    • 身長 165 cm テストライダー:両足踵少し浮く程度
    • 体格差を勘案し ±10 mm 調整幅をキープ
  2. 走行フィールの裏付け
    • 過去の CB650R/Eクラッチ車で実証済み:
      • 前後荷重移動がシームレス → コーナリング初期が楽
      • 残ストローク確保によりギャップ通過でも突き上げ激減

4. 施工フローとチェックポイント

  1. 前後ショック取り外し(弊社にて実車預かりで実施)
  2. 専用 LGN ばね組み込み+セッティングベース
  3. 前後車高バランス測定:サグ 30 %/1G’ 50 %
  4. ロードテスト(街乗り+ワインディング 30 km)
  5. 納車

今回は納車店舗への引き取り、ご自宅への納車です。


5. 今後のコンテンツ計画

公開時期 企画 概要
第1弾(近日) STD 走行インプレ ノーマル状態の良点・課題を数値付きで解析
第2弾 LGN 走行比較動画 -50 mm ローダウン後のハンドリング&乗り心地を実写レビュー
第3弾 タイヤ別フィーリング講座 純正 vs スポーツツーリングラジアルの差を解剖

お客様ご本人も「他のライダーの参考になるなら」と快諾。撮影協力ありの“リアルな変化”をお届けします。


6. まとめ

CBR650R は “ちょうどいい” ミドル SS ですが、身長 150 〜 170 cm 層には足つき不安が残るのも事実。LGN ローダウンなら 50 mm ダウン+ストローク活用 で、安心とスポーツ性を両立可能です。
納車前施工にも対応しますので「新車は傷付けたくない」という方もお気軽にどうぞ。


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