GSX250Rでエビスサーキットを走りました。

昨日は天候が不安定でしたがエビスサーキットを走ってきました。

以前にも走ったので、その時の感想は動画にまとめています。よければご覧ください。そしてまた後日、新たな動画を作ってあげる予定です。

主たる目的は自分のライディング技術を向上させ、走りを安定させることで車両の評価も高い水準で一定に保つ事にありました。

ひと月前にも同じGSX250Rでエビス東を走りました。その際に感じた問題点を解消するために改良を加えました。

問題点1 浅いバンク角でもステップをする
これは簡単に解消できました。バックステップを購入したからです。ステップバーの位置が上がりバンク角が増えただけでなく、ステップが固定される事で入力に対して機敏に反応します。

余談ですが、リアショックを取り外すような作業において、固定式ステップならばステップスタンドも使えるようになるので、整備性も改善されます。

写真からは判別はつきませんが、シフト・ブレーキペダル共に軸にはベアリングが採用されており、動きが滑らかなのも好印象でした。安価なステップでしたが悪くありません。

悪い点があるとするなら、お金が出てゆくことだけでしょうか。何事もトレードオフなのは仕方ありません。

また、街乗りだけを考えると固定されたステップは振動を吸収できないし、転倒時に折れやすいのはマイナス点です。

Amazonでベースプレートを持ち上げるキットを見つけました。いくつかあるようですが、交換の手間と金額を考えると、最初はこのような品でも良いと思います。

問題2 急登で加速しない

エビス東はアップダウンの激しいコースで、平坦路はほとんどありません。上り坂は少しのミスが響いて加速が鈍ります。この辺りは全日本で関わったオートポリスや菅生で学んだ点です。

エビス東の最終コーナーからの急勾配で加速しない問題を解消するために、リアのスプロケットを一丁大きくして、対策してみました。フロントは純正の14丁、リアは47丁です。

これはかなりの改善が見られましたが、それでも少し不足している感じがします。フロント13丁でリア46丁か45丁が良さそうです。その辺りの判断は二本のストレートの吹け上がりで様子を見ますが、便所コーナー先の右高速から最終までに吹け切る可能性があるので、難しい選択です。

フロントのスプロケットはサンスターが純正と同等か大きい丁数しかないので、必然的に13丁の設定があるザムを購入予定です。

リアはサンスター、ザムともに設定があるのでどちらを選んでも大きな差はないと思いますから、好みで選択してください。

次回のタイアは何にしようか?

これまではバイアスタイアのダンロップTT900を使っていました。しかし長年の販売に終止符を打ち、新型に変更されるようです。

フロントの扁平が80なのは珍しいと感じますが、安価な車両では細部まで造り込みが叶わないのを、このタイアサイズで上手に誤魔化している、換言すれば上手にまとめていると感じました。スズキの車両はこのまとめ方に職人技を感じます。

リアタイアに関しても不具合は全くありません。前後ともバイアスの細めという事でバンク角が深くなると少し頼りなさを感じますが、その辺りは私の腕が不足している気もするので、次回の走行で完全ドライならその辺りをもう少し試します。

在庫があればもう一度TT900でタイア銘柄をそのままに、タイムや車両の動きを確認してみたいところです。

リアショックは自社設定のFG

自社でバネ定数と減衰の設定を行ったFGは、バイクハウスゼロ・パート3の清水店長様から開発依頼で制作しました。

基本的な設定はかなり良好で、サーキット走行にも十分応える良い仕上がりです。写真からもわかる通り、取り付けているのは車高調整ありのモデル(一般販売品はローダウン仕様の車高調整なし)です。これによりサーキットでは微調整が可能となりますので、希望にそった車体姿勢を作り込めます。

当初、写真のGSX250Rは代車として使う予定でしたが、サーキットでの走りが思いのほか楽しいため、今後も開発と練習ようとして継続して使用予定です。そのため車高調整だけでなくリザーブタンクも取り付けて更なる性能向上を狙うつもりです。

フロントフォークの仕様変更はどのように考えるのか?

O/Hすらせずにサーキットへ持ち込んでいますが、想像以上に不満が出ません。イニシャルアジャスターすら備えていないのは不満と言えば不満ですが、逆に考えるとタイアとリアショックに集中できるのは良い点です。

とは言え、このままでは更なるタイムアップを狙うならフロント周りの性能向上は必須なので(自分のライディング技術にかんしては棚に上げておきます)、先ずはO/Hによる消耗品の交換と、イニシャルアジャスターの取り付け。

分解時にバネ定数を測定し、そこから最適と思えるスプリングを用意してみます。

GSX250Rに関しては部品交換や作業が進みましたら、また報告いたしますので、楽しみにお待ちください。

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