MT-01に初乗り

 無料オーバーホールキャンペーンで選んだのはヤマハのMT-01でした。

 この車両を選んだ理由はただの一点、エンジンのストローク量にあります。これまでの経験からボア・ストローク比が私にはかなり重要です。

 ハーレーの883RやSRV250がかなりお気に入りです。自分の乗るBT1100はショートストロークなので、この点が好きではありませんが、3500回転までの回転上昇感は好ましく感じています。

 MT-01のエンジン特性にはかなり大きな期待を抱き、試乗に臨みました。正直驚きましたが、回転上昇を楽しむ前に車速が伸びてしまい、味わうどころではありません。正直1600ccの排気量を舐めていました。1100ccのBTとは大違いです。BTは100Km/hまで割と時間がかかります。しかしMT-01はあっという間です。気をつけて乗らなければ、おまわりさんに怒られそうです。

 車体はといえば、足付きもよく足元は絞り込まれているので思いの外、乗りやすいと思いました。ただエンジンなどの大きさによるのかシートとハンドルが遠く思います。ステップの位置は割とスポーツ性を感じます。

 リアショックがオーリンズになっているので、何とも言えませんがフロントフォークのスプリングが柔らかいのが気になりました。スプリングが柔いのでフロントフォークに動きがなく、前軸の妙なスポーツ性が演出されています。こうなるアクセルを開けて駆動力を強く感じながら曲がる感覚を得られません。せっかくの車格とエンジントルクが勿体ない。

 今回は無料オーバーホールのため、仕様変更は行いませんがセッティングで少しでも改善できれば、前述の怒号のトルクとリアにかかるトラクションを感じられるようになれば良いと考えています。今から楽しみです。

 

 

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