エース清水長官

 好きなギターリストは数多いのですが、子供のころから今でも聴いているのは、少数です。

 海外のギターリストで挙げれば、ジョー・サトリアーニ、エリック・ジョンソン、スティーブ・モーズの三人が大好きです。マドンナのラ・イスラ・ボニータを作曲したブルース・ガイチも大好きな一人です。因みにラ・イスラ・ボニータはスペイン語です。イタリア語ではラ・イーゾラ・ベッラ、英語ではザ・ビューティフル・アイランドの意です。

 日本のギターリストでも技巧派や有名な方は数多くいますが、私が一番好きなのは聖飢魔Ⅱにいた、エース清水長官です。常にミュートを心がけ、無理な速弾きをせずに、メロディーラインとリズムの取り方で聴かせる点が好みです。曲作りも繊細な感じがします。聖飢魔Ⅱ解散後にface to aceとして活動しています。こちらは俗に言うAORと呼ぶのでしょうか。歪の少ない音色で聴きやすいと思います。

 なぜ音楽の話をしたのかと言えば、音楽理論や楽器のメンテナンスはバイクに通じるからです。特にギターなどの弦楽器は、弦を張る感覚やチョーキング(ベンド)の指先に伝わる感触が、ダンパー内部のシム組を想起します。

 エース清水長官の教則本で、音楽理論に特化した物があります。そこにあった一文は今でも心に留めていますが「音楽理論は感性の集大成」です。以前も書きましたが理論とは、つまりは物理現象を十人十色で捉え、それを論じる(話をする)事です。その認識は今でも活きています。