建築

 子供のころから家などの建築に興味があります。

 先日、家族でショッピングモールへ出かけた際に本屋へ立ち寄り、仕事に関する書籍を探していましたが、偶然おもしろそうな本を見つけました。

 新関謙一郎さんの設計スタジオの写真集と図面が一緒になった本です。写真で陰影の演出などを感じ文章にもそのような記述があります。立地条件を活かしたり、光と影の使い方などが載っています。しっかりした思想や意図をもって建てられた家ならば、住んでいる人がある瞬間、設計者の意図を感じ取り、なぜこの様な造りだったのかを理解する瞬間が来るはずです。バイクや車も同様に、考え造られた車両は、乗り手に読み取る能力さえあれば、それを理解できるはずです。先日体感したルノー・ルーテシアGTの乗り味がそれに当たります。それが理解できると、この上なく芳醇な満ち足りた瞬間に感じます。逆に、真摯に造り込んでいない車両は、憤懣やる方無しと言った具合です。そういった意味でも、構造物という括りでまとめればバイクや車も建築物と同じだと捉えています。

 子供のころから考えていたのは、一階の居間は大きく開いた空間であり、その上に部屋を置く構造は良くないと感じていました。単純に強度の問題もあり、音も響きやすいからです。二階に居間を移せないのであれば、配置の妙で問題を少しでも解消すればよいはずです。最近の戸建はかなりその辺りが改善されているようです。

 

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