これまでとは違った模様替えの意義は?

 本日の午前中はこれまでとは違った意義を持つ、工場内の模様替えを行いました。

 今までは利便性を追求した結果の配置だったのを、綺麗に見せるにはどうするかを主題とし行動した結果が写真のとおりです。10年先を見越した大局観(グランドデザイン)から基本路線を得ています。

 社員一同がグランドデザインを共有し、判断に迷った際はそこから外れているか否かを判断材料とする事により、私に確認しなくとも各々の中に基準が出来て自身で考え決める事が出来るようになります。朝の会議は少し長めに時間を割き、先ずは社員の小野寺に私の考えを理解してもらい、そこからスタッフ・アルバイトに落とし込んで行きました。私の助言を直ぐに行動へ移した小野寺は、その後の動きが見違えるほど良くなり、彼の下で動く人間への指示や質問に対して非常に明瞭な答えを出していました。集団の長は間違った判断でも即断即決を求められ、自分の意思を示せない事こそが最大の問題になります。小野寺はそれを少し理解できたようです。私自身は決断の速さを常に心がけてきました。例えばランニングの途中に道の悪い路面を走り、反射的に判断する事を求められる場面を強制的に演出し、鍛錬したものです。彼にも間違った判断を恐れずに、どんどん決めてゆく快感を知ってほしいと思います。

 会話の中だけでなく、研修会や会議を通し私の考えを常に発信し続け会社の理念に絶え間なく浸らせなくては、すぐに元の方法論に戻ってしまい、それまでの努力が水泡に帰してしまうと、ようやく気付きました。

 

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