鈴鹿の走り方を聞きました。

 木曜日から鈴鹿サーキットへ行き、JP250とCBRカップのレースサポートを行なってきました。

 三日間ずっとS字で走行を眺めましたが、初日からラインどりと切り返しの動きに疑問を感じ、その点をずっとライダーに伝えていました。

 私はレーシングライダーではありませんので、その点を偶然見かけた旧知の名越哲平選手に確認してみたら、色々と教えてもらえました。彼も8耐で1000ccに乗り、そこからJ-GP2に乗り替える事で、これまでの無駄を感じ取り走り方を変えたそうです。
 実際にGP2の走行を見ていると、名越選手だけ飛び抜けて速く見えます。バイクの仕上がりも格別ですが、ライディングも頭抜けています。予選の結果も他を大きく引き離し、コースレコードを更新してポールポジションを獲得しました。

 彼が言うには、東コースはアクセルのオン・オフをメリハリつけて走ると言うよりも、リズムに乗って速度を落とさない事が大切だと感じているそうです。その点をKissレーシングの二人とGOSHIレーシングの片山選手に伝えました(片山選手はたまたま、名越選手と話している時に通りかかり会話に参加しました)。

 この話が直接、今、目の前でライダーを劇的に変えることはできませんが、少しでも考えるきっかけとなり、次の走りにつなげてゆくため少しでもヒントを得ようとコース脇から情報収集に勤しんでおります。

 この件を中野真矢監督に話すと、監督からも鈴鹿東コースの走り方を教えてもらいました。監督が言うには「極端な話、1コーナーからダンロップ先までは連続した一つのコーナー」というほどの感覚で走っていたそうです。

 片山選手に関しては、土曜日の予選を終えスタ前チェックの時に話す機会を持ちました。そこで彼女のお父さんからセッティングについて相談されていて、その件で千彩都さんとも話しました。状況を聞き出し(私はこれを事情聴取と呼んでいます)、問題点が伸び減衰だと焦点を定め、変更により現れるであろう新たな問題を解消するために、伸びと圧の減衰を両方とも弱める提案をしました。
 決勝レースでは素晴らしい走りで総合優勝を果たし、帰り際に話を聞きました。伸び圧ともに1クリック抜き、良い感触を得られたそうです。ここで千彩都さんに「僕のお陰だよね?」と聞きましたら、笑顔で「そうです」と優しく答えてくれました。彼女はとても良い子です。

 今年も残すはNGK杯だけとなりました。56レーシング 二人のライダーがどの様な走りを見せてくれるのか、今から楽しみです。

 

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