完成へ一歩近づく、ニンマリ

 E46のリアダンパーをエア抜きしました。

 各部を研磨により滑らかな作動を狙いましたが、ダンパーにオイルを入れてエア抜きを行いましたところ、なんとも言えぬ良い動きをしています。

 本来はリザーブタンクのないモデルで、減衰調整ダイアルで変更すると伸びと圧の減衰は両方変化します。これを嫌いリザーブタンクをつけその辺りに幅を持たせたつもりですが、もう少し変更を行うべきだったような気もしています。ですが乗ってみなければ分からない部分も大いにあるため、今後の仕様変更のお題として取っておくことにします。

 リザーブタンクをつける、エア抜きを完璧に行えるようにする。これは一体何のためかと申しますれば、一義に性能を安定させるためですが、副産物としてガス圧を下げられるというのもあります。エアがしっかり抜けていればキャビテーション(エアレーション)が起こりづらいので、低いガス圧でも成立します。それは路面からの入力をしなやかに受け止める(受け流す)事ができます。

 本日もラリーに参戦する当社の金岡と話をしていました。彼のシビック・タイプR用のオーリンズを改造しグラベルを走り、先日は茂原ツインサーキットにおいてアスファルトを走ったそうですが、縁石を超えて着地した際の安定感はかなり向上したそうです。

 友人たちが横乗りで同乗したそうですが、スタビリティの高さをみなさん感じ取れたようです。正しい方向性の地道な努力は、必ず実を結ぶと嬉しくなりました。

 

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