心拍数と緊張

 サーキット走行中の心拍数はかなり早くなります。おおよそ、その人の有酸素運動の上限値まで心拍が上がると思います。ですから、普段からご自身の心拍を管理し、有酸素運動なのか無酸素運動なのかを把握しなければ、レースディスタンスで体力が続くのか、判断できません。

 もし、無酸素運動の領域まで心拍が度々あがるのならば、ランニングなどで体を鍛えなければ、レースの途中でばてる破目になります。

 レース前に、軽いランニングを行う方がいらっしゃいますが、あれは体を準備する意味合いもあると思いますが、緊張で心拍が上がるのを、運動で誤魔化す意味も多分に含んでいるのではないでしょうか。

 緊張により心拍が上がるのは、これから訪れる事態に対する準備だと読んだことがありますから、緊張しない人の方が運動状態への移行が円滑に進まないので、その方が問題だと思います。