何から学ぶのか

 旧知の方が自分のお店を開業しました。

 その方は51歳なので、始めるにあたり沢山の方から支援があり、順調に滑り出した様に見えます。

 人柄もよく、仕事も丁寧で堅実なため多くの人に支えられ素晴らしい船出だと思います。翻って私が開業したのは24歳の時で助けれくれる友人も少なく、全くの手探りでした。その中でも助けてくれた友人には今でも感謝しています。

 ここからが本題です。私はその知人にTwitterやYouTubeを勧めました。なぜなら二輪業界ではその二つが集客に大きな影響を持っているからです。facebookも悪くない様ですが、広がりが少ない様に思います。商売はリピーターを増やすのはもちろんですが、新規開拓を常に続けなければ継続性が危ぶまれます。

 17年も商売を続けていると、いやでも良い時、悪い時が訪れます。作業上の失敗、技術的な困難はありますが一番恐ろしいの金欠です。依頼が減れば売り上げも落ちる。利益額も少なくなり商売が立ち行かなくなるのは必定です。だからこそ、新規の開拓を続けリピーターの母数を増やす努力が絶対に必要となります。

 商売を始めてのすぐの頃は、自分が表に出るのは恥ずかしいものです。しかし商売に窮すれば生きるためには恥も外聞もなく、自分を売り込まなければならない時が来ますから、経験した私はそれを伝えました。

 賢者は歴史に学ぶ

 「賢者は歴史に学び、愚者は経験に学ぶ」とは有名な言葉ですが、これは全てを言い表していないと思います。正しくは左記の言葉に追加して「本当の賢者は歴史と経験に学び、本当の愚者は何も学ばない」であると。私は普通の愚か者なので、経験にばかり学んでいます。それを後続の方に伝え少しでも助けになれば幸いと思います。