フォルナレスのオーバーホール

 時々、作業依頼を頂くフォルナレスのエアサスです。

 造りはいたって単純なので難しい作業ではありませんが、特殊工具をいくつも用意しなければならず、初めて作業される方には厄介な代物です。ダンパーの減衰力変更もそれほど難しくなありませんが、一番重要なのは、油面とエア圧(窒素ガスを封入)です。

 油面を下げすぎるとストロークの奥が立ち上がらず、初期のガス圧を高めなければならず、油面が高すぎるとイニシャル圧力を下げても、ストロークが規制されてしまいます。丁度良い加減を探すのは楽しみでもありますが、一般の方はガス圧は変えられても、油面は変更できないので間違えるわけにはいかない点です。

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