溝切加工

 シールヘッドの溝切加工が失敗した例を発見しました。

 通常オイルシールやOリングと接触する部分は、シール材のメーカーが指定する面粗度で仕上げる必要があり、サスペンションメーカーも溝切加工の後でそれらを施工します。しかし写真のように刃物が跳ねたのを見られる事もあります。この個体はかなりひどい状態です。それでも漏れないのであれば、メーカー指定も一体にどのような価値があるのか、不思議に思います。

 自社でも外注でも、同様の部品はかなりの数を製作していますが、一度もオイル漏れを起こした事はありません。甘く見積もるつもりはありませんが、厳しすぎる必要もない箇所の様です。

 

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