活道理、死道理、物理現象、理論

 直接読んだのではありませんが、会沢正志斎が「物事には活道理と死道理がある」と書いているらしいです。

 現在の状況に合わせ、理を変化させるのが「活道理」。状況を見ないで型にはめるのが「死道理」だと思います。何度も繰り返し見たテレビ番組の中で語られてい事にも、興味深い内容がありました。荻生徂徠の言葉に「事に嵌る」とあり、アメリカのプラグマティズムの考え方と同じだそうです。アプライ・トゥではなく、アプライ・イン。内実に合わせるか、理論に当てはめるか。

 サスペンションセッティングも同様だと考えています。現在の路面、タイア、車体に合わせ、道理を変化させる必要があり、型にはめる手法では早々に破綻の憂き目にあいそうです。

 物理現象とはある種、科学反応と言うか人間の解釈が介在しない純粋な出来事であり、その出来事に可能な限り客観性を持たせた主観が、道理や理論だと私自身は認識しています。

 サスペンションセッティング理論(道理)とは極論、主観です。パラダイムシフトがあれば180度変わる事もあります。常に現象を感じて対応したいと考えます。