Showa,KYB,Quantum,Ohlinsなど
多品種、少量作業を続けております。
やはり依頼が多いのはホンダが多く採用するShowaです。ついでKYBも多く入荷しますが、最近では日本、海外問わず純正採用が多くなってきたオーリンズもそれらに匹敵するほどの依頼を頂いております。
クアンタムやマルゾッキ、ザックスならば定期的に仕事はありますが、ビルシュタイン(Bilstein)やボーゲ(Boge)ともなると、古いBMWにしか採用例がなく、私でもその作業数は百件に届きません。
Zシリーズに使われるモンローはかなり難しく、なんとか形にした水準です。
今年の春ころは分解不可能とメーカー自身が作業を行わない、ドイツのKW(カーヴェイ)というダンパーの作業を行いました。四輪は市場が大きいだけに参入するメーカーも多く、まだまだ知らない国内メーカーも多数あります。エンドレスもブレーキだけでなくダンパーを販売しています。ここのダンパーはシリンダーがアルミな上に、多分アルマイトが施されていないので、あっという間にシリンダーが削れ、オイルは真っ黒になってしまいます。
大阪の方のメーカーでクラックスというのも作業を行いました。
一度しか依頼のなかった海外メーカーの品も多数あり、それらを作業する中で面白い手法や、何かの時に役立ちそうだとその手法を控えておいて、実際に分解不可能なダンパーの改造に使ったこともあります。
多様なダンパーを作業する中で多くの手法を知り、発想が柔軟になり問題の解決策も多種多様な持ち合わせを得られました。ただオーバーホールを行うのではなく、「この構造はいつか使えるぞ」と観察しておけば必ず後に役立ちます。
今日はクアンタムの作業を進めてまいります。