CBR250RR.MC51のフロントフォークにつてい
KISSレーシングの桜井芽依さんが乗る、CBR250RRのフロントフォークを改造しました。
カートリッジは純正を使わず、カートリッジ丸ごと交換しています。とはいえ、とりあえずショーワの品を改造した状態です。この車両のフロントフォークはスプリングを変え、それに伴いオイルをかなり硬い粘度にするのが定番なようですが、シム組とピストンを観察した結果、オイル交換ではレース使用には不具合があると思います。
シムを組み替えてもピストンにも致命的な欠陥があるので、難しい調整になりそうです。そこで、ピストンを換えシム組を変え、他にも重要な部分を変更可能にしておきました。
競技規則とMFJにも確認して、規則に沿う形なのでJPにも安心して使えます。もし、この車両のフロントフォークに不満を感じていたら、オイルやバネで調整しようと考えずに、懇意にしているサスペンション専門店へ相談するのが、結果として時間とお金の無駄遣いをしないで済みます。
当社ではこの部品で基本設定を造り、更なる上位モデルを製作します。最終的にFGのカートリッジキットを製品化したいと思います。早々に着手します。