CBR250RR、ローダウン
現行の車両、CBR250RRのリアサスペンションを下げるため、加工を施しました。
ダンパーで13mm下げたいと要望があり、10分程度考えた末に「イニシャルアジャスターの調整機構を排除すれば可能」と答えをだし、お客様に提案したところ、了承を頂き作業を進めました。
ダンパーは短くすること自体が難しいのではなく、それに付随してスプリングのイニシャル量や、他の干渉を考える方が難しいと思います。今回は安価に大幅に下げる事を主にしたため、上記のような調整機構を捨ててまで下げ幅に執着しました。
しかし簡単には調整できませんが、カラーを作り直したり、ワッシャーを追加すれば調整は不可能ではありません。そのためにダンパーを外し、ばねを外すという一般の方には非現実的な手法をもって可能となります。そのような手間を回避するべく経験から最適なイニシャル量を導き、乗り手と車両を考えた値に設定しました。あとは調子よく乗れるのを期待するのみです。