KONIの内部特別洗浄を進めました。
KONIはサスペンションが伸び切った際(タイアと路面が離れるような状況)の衝撃吸収用にプラスティックの部品を備えています。
この部品は非常に硬く、しかし長期間の使用で割れて粉々になります。その部品がリアショックの減衰力を発生する部分であるピストンのポートやオリフィス(ようは小さい穴)につまり、過剰な減衰を発生します。
これ以外にもキャブレターにおいてガソリンが変質した時のような粘着性の高い状態へ変化し、ダンパー自体が固着し動かなくなります。
そうなると掃除も大変で、小さな穴を切り通し流れを確保したり、こびりついた部品を剥ぎ取るなど大変時間がかかります。
オイルが完全に抜け切ると内部がサビ始めてしまい、最悪薄い部品は穴が開くようなこともあります。こうなると部品を交換するしかないため、お金も余分に必要です。
消耗品の具合によりますが、一般的な作業で済めば10万円程度O/H可能です。内部特別洗浄が必要だと追加で2〜3万円ほどです。