フロントフォーク色々
最近はまたフロントフォークの依頼を沢山いただいております。
BMWのS1000RやZX-12RにZX-10Rのオーリンズカートリッジを組み込んだ品などですが、ビモータのチェリアーニも入ってきています。
現在は手順書を作りながら作業を進めているために、進行具合はやや遅いものの、これにより社内で作業の平準化が進み、個人の能力に頼らず会社としての能力を上げてゆけば、どのお客様にも安定した性能を約束できます。
現在はプレミアムラインのオーバーホール作業を行えるのが私と梅山の二人のみです。プレミアムライン・プラスのスペシャルPKGは私しか作業できません。この辺りの特別な作業ができる人材を育て、私自身は次の目標へ移行してゆきたいと考えています。
先日納品したCB1300SBのプレミアムライン・プラスのフロントフォークを受け取ったお客様から連絡があり、これまでの動きとは数段レベルが高くなり、驚いていると話して下さいました。
単に良いサスペンションを提供するだけでなく、お客様が考えている以上の性能を提示し、数年乗っても底の知れない懐の深さを持ったバイクに仕上げて行くのが、私の目標です。サスペンションに限らず仕上がったバイクには製作者の人柄が、少なからず感じ取れると思います。
すごいバイクを作る為にも、私自身の成長が欠かせないと感じます。それには日々多くの事を学び吸収し活かして行く必要があり、今日も読書をし、音楽を聴き、運動をして従業員と話をします。休日に妻や子供達と過ごすのもとても大切だと最近は切に感じています。