シフトのチェンジロッドにもレバー比はある
昨日、Twitterでフレーム設計の図面を見かけ、リンクのレバー比を測定してみました。
シフトチェンジのロッドにレバー比はある
表題の様に、ギアチェンジにもリンクがありますので、当然レバー比(テコの比率)はあります。数年前に多くの車種を測定して、その傾向を探りました。
そこで解ったのは、車種やメーカーでほとんど変化がないという事実です。
直角が良いわけではない
この部分のロッド取り付け角度は、メーカー指定はありません。雑誌や市販の整備書などでは九十度が良いと言われたりもします。
しかし実際にこの数字は誤りです。数年前、茂原サーキットで56レーシングのS80を手伝った際にライダーが「ギアチェンジが硬い」と訴えてきました。
そこで、私の経験からこれが良いという角度で取り付けを行ったところ、改善し問題はなくなりました。この角度に関しては無頓着であれば、いつまで経っても解決しません。
知らなければ原因をオイルやミッションに求め、費用ゼロで物の数分もあれば解決します。
何故着目したのか?
そも、何故私はこのシフトペダル部分のリンクレバー比に着目したのでしょうか?それは、ビートのバックステップを取り付けたZX-9Rに乗っていたおり、シフトフィールが非常に心地よく感じられました。
何も考えずに取り付けた部品でしたから、色々試せばもっと良くなるかと、この部分の角度に着目し数多く試してみました。
試した結果は90度では問題がある。という結論です。この部分の具体的な数値は有料マガジンのnoteで公表しようと思います
しかし難しい部分ではないし大きな問題も起こらないので、興味のある方はご自身で試して良い感触を探してみてください。
今度、これを題材に動画をとりますので、その際に図面を書いたら、このブログにも載せる様にいたします。