リアショックにも油面に相当する物がある
動画でも話していますので、読むのが面倒な方はこちらをご覧ください。
リアショックにおける油面とは?
今回は簡潔に短くまとめますが、以前にも出したグラフをご覧ください。
ステアリングダンパーの様な貫通式(スルーロッド型)出ない限り、ロッド(インナーチューブ)がダンパーへ進入してくる体積を受け止めるためには、なんらかの手法が用いられます。
フロントフォークの油面はストロークエンドにおける漸進性を得るためでもありますが、インナーチューブの体積変化を受容する必要があり、空気室を用意しなければなりません。
リアショックも基本は同様ですが、性能安定と向上のため高圧ガスを封入しています。これが実はフォークの油面と全く同様の効果を持っています。ガス室の体積、圧力、これらの設定はフォーク油面の設定と全く同質と言えます。ですから右の図と同様に青い線(コイルスプリング)と赤い線(油面設定)を直列に捉え、プログレッシブ特性を得ています。
今回は以上です。