減衰調整ダイアルの制作
正確には減衰調整ダイアルの回転部分、中心の棒を造りました。
無理に回して壊す。などを散見します。それ以外にも古くなり固着して外れなくなったり、長さを変更したい等の要望に答えるため数度制作した経験があります。
丸い形状は旋盤で作りやすいのですが、溝に関しては旋盤の得意作業ではありません。ただ私に旋盤を教えてくれた櫻井電機の進一さんから以前にキー溝の彫り方を聞いておりましたので、手法自体は知っていました。
今回もその手法を用いて溝入れをしています。旋盤職人さんからすれば至極当然なのでしょうが、サスペンション屋が旋盤をたまに使う程度の腕前なので、教えてもらえてとても助かりました。
工数にもよりますが概ね一本を2万円前後で制作可能です。