アルマイト加工
販売店の方が、フロントフォークを外す際アウターチューブに傷を付けてしまい、それをなんとか綺麗にしたいと連絡があり、GSX-R1000のアウターチューブに再アルマイトを施しました。
アルマイトも施工業者によりその良し悪しはかなり変わります。耐久性を重視しない業者さんのアルマイトは短時間で劣化し、過酷な環境(温度変化による母材の膨張収縮)に対応できずヒビ割れが顕著です。
当社はそれらを嫌い、高品質な業者さんを選定し依頼しています。
しかし価格もそれなりです。安価な場合は一万円/単価以下の業者もありますが、当社の場合は安くても二万円/単価。写真の品は色味を調合したため、単価が4万円超となりました。それでも耐久性と色乗りは流石の仕上がりです。
例えばオーディオパネル、カメラなどの部材、二輪車の純正アルマイトなどはとても高品位であり、それらの業者さんを見つけ出し依頼をしています。
倒立フォークのアウターチューブは外周が削りのため、色が綺麗に乗ります。しかし正立フォークはその殆どが鋳造であり、発色が悪くなります。そこで研磨やヘアライン加工を行い外観を整え綺麗な色味を出すことも可能です。
価格よりも品質重視の方は、アルマイトの依頼も相談してください。