NSR50のWP
56レーシングの埜口さんから、NSR50のWPをオーバーホール依頼頂きました。
スプリングはハイパコの内径58に交換してあり、定数も変更してありました。
NSR50などのミニバイクはスプリングレートが18kg前後の硬い物を使う割に、シリンダー径が小さい物が多く、多分に漏れずこのWPも40パイのシリンダーでした。このような品は減衰をメインピストンだけで発生させると、使用条件に合わない部分が多くなるので圧減衰を二系統にして、帳尻を合わせる方法が多く見受けられます。
私が乗っていたTZM50のYECのリアダンパーも40パイシリンダーでした。10年近く前にオーバーホールのため分解したのですが、当時の水準で考えればとても良いダンパーだと思います。
最後発の当社は先人の真似をしても仕方ありませんので、以前から宣伝している46パイシリンダーを使ったFGを開発しました。今回は茂原を主に走るライダーに貸し出し、テストを行って頂きます。いろいろ悩んでいるライダーなので、これを機にリアサスペンションの方向性を見出して下さると幸いです。