鈴鹿サンデーロードレース初戦
鈴鹿の結果はNSF250Rが予選3位、決勝は転倒で終えました。
CBRドリームカップは予選5位、決勝4位でした。
担当したNSF250Rの顛末ですが、筑波から進めているセットは鈴鹿では全く違う内容となりました。レース前の練習でライダーのお父さんにベースを作ってもらい、レース前日の土曜日からチームは鈴鹿に入り、車体を詰めて行きました。
将来のGPライダーを育てる事を第一に考えてセッティングを進め、一度の走行に一ヶ所だけ変更し、特に鈴鹿ではリア周りを主に変更しています。CBR250Rのドリームカップと違い、すべての調整が可能ですから、考えを全方向に意識しなければいけないので、難しさと同じだけ面白みもあります。
厳しい言い方ですが、機械のトラブル以外の転倒はライダーの責任だと考えています。どんなに酷いセッティングであったとしても、抑えて走れば転ばずに済みます。セットを外しても何かが壊れてもゴールしなければポイント獲得はならず、逆にどのようなトラブルがあってもゴールすれば優勝の可能性もあります。
今回は若さが災いしたレースとも言えますが、それが育成チームだとも思います。ポジションアップのための挑戦をし、見える結果は転倒でしたが、決勝にたどり着くまでの道程は、一歩ずつ確実に前へ進んでいるので、ライダーを評価しています。戦術として15周のレースの4周目で仕掛けるのが正しかったのか、そこはライダーを正す必要はありますが、セットアップは着実に進んでいます。
良い結果を残せずに、スポンサーの皆様、監督、お越しくださったお客様には申し訳ないと思っていますが、もちろん結果も追いますが次につなげるレースを心がけます。