レースサポート 56RACING様

 

 平成24年の入梅前に知人から「レースに詳しい人を連れて行く」と言われ、お越しくださったのが中野真矢監督でした。

 

 最初はフロントフォークのスプリング、油面それにリアサスのスプリングを変更した程度で車両を渡し、他には何も依頼された訳ではないのですが、そこはサーキットが好きな自分にとって、結果を見てみたくなるのは必然で、筑波サーキットへ観戦に訪れました。

 

 そこで、当時中学生だったライダー・名越哲平君や中野監督ほか、チームの方と話をする機会をいただき、練習やレースでのサポートを勝手に始めたところ、シーズン終了後に監督から、来年も手伝って欲しいとの言葉をいただき、今に及んでおります。

 

 CBRドリームカップはスプリング、プリロードそして車高調整、車の基本的な部分しか変更できず、ダンパーはフロントのオイル粘度しか変更できません。その事がかえってサスペンションを考え、車全体を考え直す良いきっかけとなりました。

バネと車高で基本的な姿勢を作り、フォークの油面でエアボリュームの調整をする、誰でも調整可能な作業を総合的に均衡、バランスさせる難しさを知り、逆にそこをしっかり決めれば、非常に質の高い車を作れる事を知りました。

 

 今年も鈴鹿でのグランドチャンピオンシップへチームのレースサポートを出来る機会をいただき、チームやライダーに感謝しています。

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今後も「CBRはこんなバイクだ」と決めつけず、更に高いバランスを求め飽く事無く探求していこうと思います。