オーバーホールサイクルを探る
今年は56Racing様の、NSF250Rの前後ダンパーを担当していますが、そのメンテナンスサイクルをどの程度にするかを探るべく、分解作業を行いました。
今回はレースと練習で4時間前後を走り、分解したところリアは想像通りの状態で、フリーピストンと比較し透過率の高いブラダを使うため、写真のような状態でした。
フロントフォークのオイルは色がかなり黒ずんでいましたが、リアのオイルは透明度が高く、それほど劣化した印象はありませんが、気体がオイル室に入り込んでいるのでオイル交換の必要性はあります。
上記内容を考慮するとレース毎にオイル交換が必要で2~3レースで消耗品も交換が必要になりそうです。前後ともピストンリングやスライドメタルは早めに交換しなければ、アルミ部品を痛めてしまい、結果的に高くつきそうです。