旋回の中心、コンパスに例える

 日々、車体の動きを考え悩んでおります。

 年末から一週間で分かったことがあります。二輪四輪問わず旋回の中心は操舵輪ではなく、その後方の車輪にあります。二輪車では駆動輪です。

 上記の事はコンパスから理解できます。線を引く操舵輪と、中心の駆動輪です。

 現実には動きながら旋回をするので、後輪に本当の旋回中心はなく、その更に後方に中心は存在しますが、理解を容易にするには前述の内容で良いと思います。このリアタイアにある旋回中心をここでは疑似中心と呼ばせてください。

 この疑似中心を感じるには交差点など90度や、Uターンの180度の回頭が体感しやすく、高速コーナーで大きなRを描くほど、体感が難しくなります。これはコーナーのRが小さいほどに、現実の旋回中心と疑似中心(リアタイア)が近寄るためであり、Rの大きい高速コーナーはその距離が離れることで、体感を難しくさせます。

 この理解がサスペンションセッティングにどう活かせるかは分かりませんが、車を造り時には大きな助けになりそうです。

 

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