【Z900RS】のフロント。減衰発生の要ピストンを確認する。

 今回は短い記事ですが、Z900RSのフロントフォーク・カートリッジのピストンを確認します。

 Z900RSに関しては動画やブログを多く上げていますので、興味を持たれた方はご覧いただければ幸いです。

 先ずは伸び減衰を発生するピストン。

 続いて圧のピストン。

 上の写真で分かる通り、切欠きがあります。これはオイルの通路が完全に閉じないようにして、過減衰を抑止するためだと思います。
 他にも構造上、どうしても同種の構造を必要とする場合もありますが、Z900RSはその必要もなく、上で述べた通り、動きを保つためでしょう。

 オイルの通路が完全に塞がないようにしているという事は、減衰が立ち上がりにくいと同義なので、動かす方向でセッティングすることになります。

 特に私自身が試乗して感じたのは最強から3~5段戻し近辺でセッティングがまとまりやすいため、かなり締め込みます。

 この辺りはもう少し自由度を高めるためにもシム組、ピストンの変更。またはカートリッジまるごとの交換を考えても楽しくなりそうです。

 という訳で、今後は当社で取り扱うFGのピストンセットとカートリッジキットを輸入して、セッティングを確かめてみることにします。

 

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