CB1300SB SPのLGN開発開始
CB1300SPのLTDから新たな挑戦へ:LGNの開発開始
長年愛され続けているホンダCB1300シリーズ。その中でも特別装備の「SPモデル」は、オーリンズショックやブレンボブレーキを備え、圧倒的なパフォーマンスでライダーを魅了しています。弊社ではこのCB1300SPを対象に、LTDによるローダウンを製品化し、多くのお客様にご満足いただいています。
しかし、LGN(Lowdown Generazione Nuova)によるさらなる進化は未着手でした。そこで今回、新たな開発プロジェクトをスタートし、SPモデルに対応するLGNの開発に取り組みます。
開発の背景と目標
依頼主は身長156cmの女性ライダー様です。純正シート高では足つきが厳しいため、 50mm(5cm)のシート高ダウン を目標に掲げました。一方で、 純正以上のハンドリング性能を実現 することが課題となっています。
CB1300SPのツインショック構造はハンドリングに大きく影響するため、以下の要点に注力します:
- スプリングの新規製作
下げ幅と走行性能の両立を図るため、専用スプリングの設計と製作を進めます。 - LGN専用測定
既存のLTDデータをもとに、LGNの追加測定を行い、より精密なレバー比・ダンピング特性を割り出します。 - 技術検証とプロトタイプ作成
ストリートとツーリングでの実用性を確保しつつ、最終的な製品化を目指します。
LGNならではの特長
LGNは、従来のローダウン技術に比べ次のようなメリットがあります:
- 最大50mmのシート高ダウン
足つき性の向上を最大限に追求。 - ハンドリングの向上
ダンパー調整やRCT(ロード・コンタクト・テクノロジー)により、純正以上のコーナリング性能を確保。 - 一人ひとりのニーズに合わせたカスタマイズ性
ツインショックの個性を活かしながら、ライダーに最適なセッティングを提供します。
現状と今後の展開
初期測定は完了しており、現在はLGN専用スプリングの要件定義と細部の技術検証を進めています。これにより、高い安全性とパフォーマンスを兼ね備えたプロトタイプの完成が見えてきました。
開発の進捗状況や詳細は、追って報告していきます。 「足つき向上とハンドリングを両立した究極のローダウン」 を目指す本プロジェクトに、ぜひご期待ください!
締めくくり
CB1300シリーズの持つ魅力をさらに引き出し、全てのライダーが快適かつ楽しく乗れる世界を目指して、弊社は進化し続けます。引き続き、LGNやLTDといった技術に関心のある方はお気軽にお問い合わせください。