【B2B】Ferrari/Lamborghini 電子制御ショックO/Hの事前確認(責任分界)(23 views)

電子制御サスペンションO/Hと「責任分界」について

― Ferrari / Lamborghini 等 BWI系ダンパーなどの電制ショックO/Hをご検討の国内業者様へ ―

1.まずお伝えしたい結論 「完成検査+成績書」で保証を行う

電子制御サスペンションは、

  • ダンパー単体(油圧機器としてのショックアブソーバー)

  • 車体側の制御系(ECU・配線・センサー・通信・学習状態など)

この二つが、まったく別系統で成り立っています。

SGFがO/Hで責任を持てるのは、あくまで

「ダンパー単体を油圧機器として健全な状態に戻すこと」まで

です。

したがって、

  • 装着後の警告灯が消えるかどうか

  • エラーコードが消去されるかどうか

といった車体側の結果は保証対象外となります。

本記事は「売り込み」ではなく、

事前に責任分界を共有し、ミスマッチや支払いトラブルを避けるためのルール提示です。

※納品時には当社完成検査に基づく「成績書」を添付し、ダンパー単体の状態を切り分けできる形でお返しします。


2.なぜ責任分界が必要なのか

近年の電子制御ダンパーでは、ダンパーが正常でも、車体側の要因で症状が残るケースが一定数発生します。代表的には:

  • ハーネスの被覆内部で起きる断線・接触不良

  • ECU側の学習状態・ソフトウェア更新・初期化の問題

  • 過去に装着されたキャンセラーや社外制御ユニットの影響

  • 配線取り回しやクランプ位置に起因するストレス集中  など

このため、

「どこまでがダンパー屋の責任で、どこからが車体側の責任か」

を、受注前に合意しておくことが双方にとって必須条件だと考えています。


3.SGFが保証する範囲

以下は、SGFが明確に責任を負う範囲です。

■ オイル(流体)漏れ

  • 当社O/H後に新たに発生したオイル漏れについては、

    当社の全面責任で再修理いたします。

■ 油圧機器としての基本性能

  • 分解・洗浄

  • シール類・消耗部品の交換

  • 組立・内圧管理 等

これらにより、ダンパー単体が本来の機能を発揮できる状態に戻すことを保証します。

■ 通電確認(電子制御モデル)

  • コイルへの通電・導通チェックなど、

    ダンパー側アクチュエータとしての「通電の有無」は、電子制御モデルについて全数確認します。


4.当社完成検査と「成績書」(納品基準)

納品前には、すべてのダンパーについて以下を確認します。

■ 漏れ確認

  • オイル漏れ

  • ガス封入式の場合はガス漏れ

■ 作動チェック

  • ストロークさせた際の引っかかり・異音の有無

■ 通電確認(電子制御ダンパーのみ)

  • 所定端子への通電・導通の有無

これらすべてに合格した状態のみを「完成品」として納品いたします。

納品時には、

当社完成検査の確認項目をまとめた「成績書」

を添付し、ダンパー単体としての状態が切り分けできる形でお返しします。


5.追加測定(必要時のみ・有償)

症状やご依頼内容によっては、ダンパーテスターによる特性測定をご提案する場合があります。

  • ダンパーテスター測定:目安として1本 30,000円(税別)2026年2月現在

    ※正式なお見積では、税別/税込を明示します。

  • 全数実施ではなく、必要と判断した場合のみ提案いたします。

実施前には必ず、

  • 「なぜ必要か(目的)」

  • 「何本を測定するか」

を事前にご説明し、ご承諾をいただいてから実施します。


6.SGFが保証しない範囲(最重要)

以下は、SGFの保証範囲外となります。

電子制御サスO/Hをご検討の際は、必ずご確認ください。

■ 装着後の警告灯・エラーコードの消去

  • ダンパーが正常でも、車体側要因により警告灯やDTCが残る場合があります。

  • 「警告灯が消えること」「エラーコードが0になること」は、当社の保証対象外です。

■ 車体側に起因する不具合

  • ECU本体・プログラム/学習状態・初期化

  • 車体ハーネス・コネクタ・アース不良

  • 電源電圧や通信ライン(CAN等)の問題

  • 過去の改造・キャンセラー装着歴に起因する不具合

  • 配線取り回し・固定方法(クランプ位置等)に起因する再発

■ 車体側診断・修理

  • 故障コード読取り

  • ECU交換・書き換え・学習リセット

  • ハーネス修理・交換 など

これら車両側の診断および修理は、発注者様側でのご対応をお願いしております。


7.支払い条件(譲れない一線)

  • お支払いは、あくまで

「ダンパーO/Hという作業が完了し、完成検査に合格したこと」

に対して発生します。

  • 車体側エラーの有無や警告灯の状態とは、切り離してご請求いたします。

  • そのため、

「エラーが残るなら支払わない」

「警告灯が消えたら支払う」

といった条件付きでのご依頼はお受けできません。

上記条件へのご同意を、発注前の必須条件とさせていただきます。

※お支払い条件:納品後に振り込みか現金 車体側エラーの有無とは切り離します。


8.受注条件(フィルター)

以下にご同意いただける、**国内の業者様(販売店・整備工場・専門店)**のみ、

電子制御サスO/Hのご相談・ご依頼をお受けします。

  • 本記事で示した責任分界と支払い条件にご了承いただけること

  • 車体側の診断・修理について、発注者様側で対応いただける体制があること


9.お問い合わせ時にご準備いただきたい情報

初回お問い合わせの際は、可能な範囲で下記情報をご用意ください。

  • 車種名/年式/VINコード(分かる範囲で可)

  • 症状の内容

    • いつから発生しているか

    • どのような状況で出るか(始動直後・走行中・特定モードのみ 等)

    • 左右差の有無

  • 診断結果

    • DTC(故障コード)

    • ディーラーや他工場での診断内容

  • 改造歴

    • ローダウン・車高調整・キャンセラー・社外ECU等の有無

  • 依頼予定本数/発送予定時期


10.過去事例(技術深掘りなし・原因カテゴリのみ)

※いずれも詳細な構造解説や手順は割愛し、

「原因カテゴリ」と「解消の方向性」 だけを示します。

  • 事例1:配線取り回し起因

    配線修理後もエラーが再発。調査の結果、純正クランプ位置で折れストレスが掛かっており、

    取り回し変更と固定方法の見直しによりエラーが解消したケース。

  • 事例2:配線品質起因

    新品ダンパーに交換しても短距離で再発。被覆内部のねじれ・線材品質が疑われ、

    ハーネス交換(車体側対応)によって症状が改善したケース。

  • 事例3:キャンセラー使用歴起因

    過去にキャンセラー装着歴があり、純正制御に戻した後もダンパーが「最硬固定」。

    ECUの学習状態・制御ロジックが疑われ、車体側制御のリセット・更新が必要と判断されたケース。


11.お問い合わせ窓口(国内B2B専用)

本記事の内容にご同意いただける**国内業者様(販売店・整備工場・専門店)**からの

技術的なご相談・お見積り依頼をお待ちしております。

  • 電話:090-3316-5306

  • LINE ID:@llv7594i

  • メール:sgf@sgfacendo.com

  • 問い合わせコンタクト

※本件は業者様経由での受付となります(個人の方は、お付き合いのある販売店・整備工場様を通じてご相談ください)。

 ※海外からの電子制御サスO/H依頼はお受けしておりません。

 本ページは主に「技術的な考え方と責任分界」を共有することを目的としています。


12.責任分界の超短縮版

  1. SGFが保証するのは「ダンパー単体の健全化」までです。

  2. 装着後の警告灯・エラー消去は保証対象外となります。

  3. ECU・配線・センサー等、車体側の診断・修理は発注者様のご担当です。

  4. お支払いは車体側エラーの有無と切り離してお願いしています。

  5. 上記にご同意いただける国内業者様のみ、電子制御サスO/Hをお受けします。

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