インパルス400の正立フロントフォークO/H、作業の概要と金額

 スズキ、インパルス400のフロントフォークですが、以前にも取り上げましたが来年からフロントフォークの価格変更もあるため再度取り上げます。

内の部品。

 基本的な造りは昔からあるピストンバルブ型なので、カートリッジはありません。そのため基本価格はスタンダードラインのみで現29,800円(価格改定後32,800円・予価)です。

 部品設定のある箇所は極力交換します。オイルシール、ダストシール、ブッシュ・ガイド、メタル・スライド、銅ワッシャやOリング各種。

 インナーチューブの研磨作業は別途費用が必要です。

 インナーの表面に傷みがひどい場合は再メッキを行います。

インパルスの場合は2本で56,600円です。

 新品と再メッキは良し悪し両方ありますが、メーカーからの新品が廃盤となれば選択肢はほぼ一択で再メッキとなります。

 他の選択肢として、他車種流用や加工により寸法を合わせる事も可能ですが、現実的ではありません。

 アウターチューブも距離が増せば摩耗が進むのは必然。酷いと一部分だけ大きく減ります。こうなると交換するしかありません。

 アウターはインナーほど注目されませんが、意外と摩耗が激しくガタも大きくなるので気をつけたい部品ですし、廃盤になるとなかなか替えが効きません(倒立フォークは例外的に流用に多様性があります)。

 そういった観点からO/Hの期間は早めにとり消耗品を交換して、インナとアウタの傷みを低減するのが車両を長持ちさせる秘訣だと思います。

ピストンバルブの筒部分も意外と減ります。

 

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