スズキ Vストロームのローダウン
Vストローム250 “LATローダウン”で足つき×走りを両立!
1. 導入:CBR650Rに続き、Vストローム250でもご依頼
以前、CBR650Rのローダウン“LGN” をご依頼いただいたお客様から、今回はスズキのVストローム250にもローダウンを施してほしいという依頼が入りました。すでに前車で足つきの改善・ハンドリング・アフターフォローに満足いただいており、再度ご指名くださったことは大変うれしく感じています。
今回は大幅な下げ幅を求めるわけではなかったものの、「走りも楽しみたい」という要望があり、フロントにLGN・リアにLTDを組み合わせた“LAT”**というハイブリッド仕様を選択。足つき&操縦性の両面でバランスを高める狙いがポイントです。
2. “LAT” で足つき&走りを両立
2.1. 下げ幅と動画確認
- 足つき確認用の動画
今回、165cmの私(スタッフ)が跨がる様子を動画で撮影しました。両足はほぼ全面接地し、踵がごくわずかに浮く程度。バイクを支える際もお尻をずらさなくて済み、とても安心感があります。
- 下げ幅
大幅ダウンではなく程よい下げでありながらも、街乗り&ツーリング時に不安なく乗れるレベル。突き出し量や油圧アジャスターで微調整すれば、数センチ程度の上下が可能です。
2.2. スポーツローダウンの意義
「ローダウン=足つきだけ」というイメージを持つ方も多いですが、Vストローム250の場合、車両姿勢を整えるうえでローダウンが役立つ場合があります。
- フロント:LGN化で初期沈み込みをコントロールし、やや不足気味だったスプリングレートを補う。
- リア:LTD化で過剰なイニシャルを抜き、動きをスムーズに。
結果として前後バランスが“適正値”に近づき、ハンドリングの素直さが増し、乗り心地も向上しました。
前後ショックが滑らかに動き、動画からでもスタンダードとは全く違うのがわかると思います。
3. Vストローム250の基本情報
3.1. 概要・エンジン特性
- 排気量:248cc 並列2気筒 水冷 SOHC
- 最大出力:24PS/8,000rpm (※SX版26.5PS/9,300rpm)
- 特徴:低中速トルクに振ったチューニングで、燃費が良く長距離向き。
3.2. 車体諸元
項目 | 数値/仕様 |
---|---|
全長×全幅×全高 | 2,150 × 790 × 1,295 mm |
軸間距離 (WB) | 1,425 mm |
シート高 | 800 mm |
車両重量 (整備後) | 約191 kg |
燃料タンク容量 | 12 L |
フロントサス | 正立フォーク |
リアサス | スイングアーム+モノショック |
12 Lタンク×良好燃費で約500 km超の航続が可能と言われ、初心者からベテランまで幅広く支持されているモデルです。
3.3. 派生モデル「V-ストローム250 SX」
- フロント19インチ化や最低地上高UPで、よりオフ寄りのモデル。
- SXのローダウン事例はこちらをご覧ください。
4. 試乗インプレ:LAT仕様での変化
4.1. 足つき
動画のとおり、身長165cmで“ほぼ両足べったり”に近い接地。Vストローム250はシート高800mmだが、前後サスをLATで調整したことで、数センチ単位の余裕が生まれています。取り回し時にも不安が減り、街中でも停車時の足つきがスムーズでした。
4.2. 走りの質
- ノーマル時の問題点
- フロントが若干弱く、リアが硬めで突き上げを感じやすい
- ブレーキ時の挙動が前寄りになりすぎ
- LATで解消
- フロントをLGN化してバネの初期不足を補い、リアをLTD化してプリロード過多を緩和。
- 加減速時の荷重移動が「線で繋がる」ように滑らかに感じられ、ギャップ越えでも突き上げが軽減。
- CRF1000Lの動画で言及した「荷重の前後バランスを整える」考え方が、そのままVストローム250でも有効でした。
5. Vストローム250の“動力性能”との相性
確かにパワー面では「並列2気筒248ccなので、力強さは控えめ」という評価があります。が、サスペンションを最適化すると軽快さが増し、日常域では十分楽しめると思います。
実際に高速合流や峠道でも「非力だけど、足まわりが安定しているから安心して倒し込める」という声が多く、のんびりツーリング派にはピッタリです。
プラグがむき出しなのは、簡単に交換出来てうれしいですね。古い空冷エンジンのようで好印象です。
6. 価格と納期
- 費用:税込 ¥213,620(フロントLGN化・リアLTD化・サイドスタンド加工を含む)
- 納期:通常2〜3週間。ただし部品在庫状況や他作業予約で変動あり。
- 注:昨今のコスト高騰により、メッキ・塗装・バネ等の外注コストが上昇気味のため、依頼の時期により変動する場合があります。
7. まとめ & CTA
Vストローム250を大幅には下げないけれど、“ちょうど良い下げ幅”+“走りの質向上”を狙う――今回のLAT仕様が、まさにその理想を形にしています。前後バランスを整えれば、加減速や旋回も自然に行え、足つきも心配なし。
街乗りやロングツーリング、峠道までこなしたいという方には、このLATローダウンがおすすめです。詳しくは動画で足つきをご覧いただき、ぜひご検討ください。
▼ 無料相談はこちら
- 電話 : 090-3316-5306
- 問い合わせフォーム : https://sgfacendo.com/contact/
- LINE : @llv7594i
業者様向けのご相談もお気軽にどうぞ。
業販条件や納期調整など、法人ならではのご要望にも柔軟に対応いたします。
**“気になっていた足つき問題”を解消しながら、Vストローム250の走りをさらに楽しく。**お気軽にお問い合わせください。