2020年型S1000XRのローダウン
2020年型のS1000XRをローダウンしました。
シート高で40mm弱さげましたが、その手法はこれまでと同じく前後ショックを分解し、バネの交換やカラーの加工で対応しています。
今回、2時間ほど街乗りをして設定を確認しましたが、純正の減衰設定はリアの伸びがやや動きすぎのように思います。ダイナミックとロードの二通りから選べますが、柔らかくするとかなりポワンポワンと動きすぎて、硬めに設定すると若干動きが感じ取りづらい難しい仕様です。
そのような訳で、リアの内部設定を変更して減衰特性を変えればもっと楽しめる車両になりそうです。フロントもスプリングレートを改めれば減ったストロークの密度を増して、少ないストロークで十分な吸収量をまかなえます。それにより前後の(リアのスプリングは交換済)動きがより同調するために、乗り心地と走破性が同時に向上して、楽しさが倍増します。
40mm程度のローダウンであればサイドスタンドは無加工で丁度よい程度です。
S1000XRは前後ショックを付き詰めればもっとすごい操舵性を得られると確信しました。新たな依頼があった際には、そのあたりを提案してより質感の高い車両を提供できるようにと考えています。