CRF450の前後サスペンション

ただいまCRF450のモタード使用のサスを4台分作業し、フロントのコイルスプリングとエアスプリングの違いや、ダンパーの違いを比べています。

一般にエアスプリングは、軽量化と定数変更の容易さが、その主な目的として扱われますが、副産物としてフロントフォーク内部の空間を広く取れるので、ダンパーピストンの径を拡大できる大きな利点があるようです。

特にモトクロスなどのダンパースピードが速い場合、小径ピストンでは低速と高速の減衰力を満足させるのは難しいのですが、大径化により大幅に改善できます。しかも現在主流のツインチャンバーは外部から調整できませんが、低速と高速に対応した部品を備えていますので、とても高性能です。

ツインチャンバーで唯一不満なのは、エア抜きが完璧に行えない点で、その改善策と部品を製作しようと考えています。

追記 2024年現在では別のCRF450Rのモタードで開発を進めており、モトクロッサーの先進的なショックは開発材料としては最適だと感じます。