56DesignそしてBT1100
今日はBT1100の試乗もかねて、56デザインを訪れました。何も買い物をせずに、コーヒーを頂きました。中野真矢さんの父、満さんに会い少々挨拶を交わし、見知ったお客さんとも挨拶をして早々に帰路に。
ライダーズランドにりんかん様とBMWモトラッド様に営業しつつ、BT1100のセッティングを確認してきました。BTのリアサスはスプリングレートや内部の変更を施したとはいえ、以前の延長線で組んだので「こんなもんかな」のセッティングでかなり良く走りましたが、フロントフォークはバネだけ合わせただけで、減衰と油面は勘で合わせたので少し考える必要がありました。
フロントから感じた不満は、かなり硬く感じました。 実際には柔らか過ぎて、ストロークをすぐに使い切ってしまい、簡単に底付きしていた。 したがって、イニシャルや圧ダンを強くした。 それにより大幅に改善したが、イニシャルを掛け過ぎて硬さが出たので、半回転から1/4回転緩めた。
これでフォークの沈み方が、ブレーキと連動し思うように扱えるようになりました。ですが、少し突っ張る印象だったので、圧ダンを1段抜きかなり好みになったのですが、もう少し良くなりそうだったので、再度イニシャルを1/4掛けほぼ満足出来る内容となりました。
重要なのは、バネと減衰では、同じ硬くするにしても現れる効果が違うと言うことです。極論ですがバネは移動量、減衰は移動時間。これを掛け合わせて好みを探るわけです。
ちなみに今回、フォークの伸ダンパーは悩まずに、すんなり決まりました。
上記のセッティングを終えた段階で、リアのセットを変更しました。一方が大幅に悪いと他方の細かい部分には目が届きませんから、全体の均衡をとってから細部に目を向けるのが、無駄な時間を使わずにセッティングを詰める方法だと思っています。