鈴鹿サンデーロードレース
土日で行われた、鈴鹿サンデーロードレースへ56Racing様に同道いたしました。
土曜日は2本の練習走行がありましたが、56号車は怪我を引きずった状態での参戦でしたので、慣らし走行の意味合いも含んでいました。しかし、非常に才能のあるライダーですから、腕に痛みがあり力の入らない状態でも、良いタイムを見せてくれました。
一本目の走行で感じた問題点を、二本めで大きく変更し、狙いどころが定まりました。規則変更に伴い、フロントフォークの動きが大幅に変わってしまったので、それをまとめ上げるのに注力しましたが、SGFダンパー開発チームで得たデータを参照し、新しいフォークの動きを演出できました。
本番は第二集団で強いられたレースを、痛い腕を気合で我慢し、第一集団に喰らい付き、魅せるレースをしてくれました。
走行後の話し合いで、更にリクエストが出た部分を、次回の全日本同時開催に生かし、よりライダーに寄り添った車作りを狙います。ただ、ライダーの言いなりになるのではなく、チームの軸である「ライダーを育てる」車両を一番に考えセットアップに励みます。
62号車は、前回レースの菅生で感じた燃調関連と、サスセットを少しの変更で走ってもらいました。3年間で作り上げたベースセットに、8月以降の集中的な走りこみと練習で得た車両に自信を持って走ってくれました。
10月10日は監督、中野真矢さんの誕生日でした。本人不在の中、ケーキを頂き、お祝いのビデオメッセージを送りました。レースや会議は真剣ですが、お祝い事や夜の食事はとても家庭的に催され、笑顔の絶えないチームです。