減衰力とオイルの劣化
XJR400のリアサスペンションをオーバーホールしています。
レースなどダンパーに求められる要素が多くなると、一言で表すと「オイルの疲労度が高く」なります。これは、オイル粘度で硬さを演出すれば、劣化した先の粘度変化が大きく、動きも大きく変わってしまうので、オイル粘度を下げ内部構造で減衰をだせば、劣化しても大きな変化は抑えられますが、構造が複雑になり、メンテナンスが煩雑になってしまいます。
写真のXJRなどはシリンダー径40mmで緩い減衰設定でも、長期の仕様でこれほどの泡をみせますので、オーバーホールは定期的に行うのが望ましく思います。写真は大気解放後なので、盛大に泡立っています。