Bimota DB7のサスペンションオーバーホールと設定変更について、走りについても言及

以前紹介したDB7について、改めて詳細や金額について言及します。

Bimota DB7のサスペンションオーバーホールと設定変更のプロジェクトは、乗り手にとって非常に重要な改善点を提供します。フロントフォークはOHLINS製、リアショックはExtreme tech製という、高品質な部品を使用しています。今回の作業では、基本的に消耗品の交換を中心に行い、特にリアショックのツインチューブ構造においては、丁寧なエア抜きが求められました。また、フロントフォークに関しては、一般的なオープンカートリッジタイプです。

オーバーホールの詳細と追加作業

  1. 消耗品の交換: オーバーホールの主な作業は、古いオイルの交換やシールの交換であり、これによってサスペンションの性能が回復します。
  2. リアショックのエア抜き: ツインチューブ構造のリアショックでは、エア抜き作業が非常に重要です。これにより、内部の圧力バランスが適切に保たれ、滑らかな動作が保証されます。
  3. リンク周りのグリスアップ: ショックのリンク部分を取り外し、グリスアップすることで、動作のスムーズさを向上させます。

設定変更とその影響

お客様からは、元々の設定が硬すぎるとの指摘がありました。これに対応するため、以下の調整を行いました。

  1. フロントスプリングのレート調整: 元々のバネが硬すぎたため、より適切なレートのスプリングに交換しました。
  2. リアショックの減衰調整: リアショックの伸びと圧の減衰力を弱めることで、より柔らかい乗り心地を実現しました。

ツインチューブ構造であっても、やや複雑な調整機構を備えたextreme techのリアショックは、その仕様変更がやや難解です。これまでに数多く手がけ、四輪なども経験していたこともあり、構造を理解できて、設定変更が良い感じに仕上がりました。

これらの調整により、Bimota DB7は市街地から峠道、さらにはサーキットでのファンライドにおいても、素晴らしいハンドリングを発揮するようになりました。特に細かい路面のギャップを滑らかに乗り越える能力が向上し、車両の操縦性が格段に向上しました。

今後のおすすめと価格設定

同様のサスペンションの悩みを持つBimota DB7オーナーには、ぜひ当社のオーバーホールサービスをお勧めします。この作業内容であれば、脱着を含めた税込みの料金は25万円となります。また、今後もお客様のニーズに応じたカスタム調整を提供し続ける予定です。

今回のプロジェクトでは、サスペンションシステムの基本的な優れた構造と車体の素晴らしい構成が、改良の効果を最大限に引き出す要因となりました。これにより、前後ショックの連動感が生まれ、DB7の本来の性能を十全に引き出すことができました。データは控えておりますので、サスペンションに関するご相談がある方は、お気軽にお問い合わせください。

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