ZX-10R

 08年型のカワサキZX-10Rのリアダンパーを分解しました。

 通常のメンテナンス作業ですが、触れておけば面白いポイントがありました。

 圧減衰の調整がツーウェイ式なのですが、GSX-R1000やYZF-R6などと同構造です。これはR1000のK7・K8のフロントフォークとも同構造で数年前は割と色々な車種に用いられていました。

 メーカーは違いますが、同じように凝った作りはVTR1000R、SP1,SP2にも採用されていました。

 メーカー純正ダンパーでもトップアプトスプリングが採用されています。社外品でも不採用の品が多い中で、突き詰めてゆくとこの装備が欲しくなるのだと思います。フロントにも入っていますが、メーカー純正のサスペンションはホイール重量の問題もあり、トップアプトスプリングの定数が好ましくないように感じます。メーカーは多くの懸案事項を抱えて車両を造るので、仕方ない事と認識していますが、乗り味の追及に特化した当社の場合は、他の問題は許容します。

 

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