ゼルビス
ホンダ・ゼルビスのリアダンパーをオーバーホールです。
当社にとっては馴染みのカシメ型です。寸法も一般的な物で、過去のデータを使いながら作業を進めました。スライドメタルはなく、焼結材の多孔構造によるオイル潤滑を採用していますが、長期の使用では確実にロッドが痛むため、ガイドブッシュを入れる加工を施しました。
カシメ型にもかなり慣れて不要に削らないで済むようになり、オーバーホール回数が1回程度増やせるようになりました。
これで再メッキのロッドを含め定価で10万円程度、かなり高額です。車体価格と対比するのは空しくなるような費用なのですが、他に手がないので依頼下さいました。昔のカシメ型と違い割と新しいので、ピストンが25mmでNC36(新しいCB400Four)と同じ形状でした。ダンパーの基本性能を変更したければ、シムの組み換えで対応でます。カシメ型のオーバーホールと仕様変更を希望される方は、一報ください。