タイガースポーツ800のローダウン進行中

トライアンフ タイガースポーツ800 ローダウン進行レポート ― 660との違いと作業の舞台裏

リード文

トライアンフの新型 タイガースポーツ800 のローダウン依頼をいただきました。
これまでに同シリーズの タイガースポーツ660 を2台施工しており、
それらの記事や実績をご覧になったお客様からのご依頼です。

今回は、660との違いやサスペンション構造の特徴、
そして進行中の作業内容についてご紹介します。


タイガースポーツ800 ― サスペンション構造の違い

同じ「タイガースポーツ」シリーズでも、660と800では細部が大きく異なります。

フロントフォーク

  • 右側:伸び減衰調整(リバウンド)
  • 左側:圧側減衰調整(コンプレッション)
  • イニシャルアジャスター:非搭載

調整機能の割り振りが明確で、構造はよりスポーティ。
走行シーンに応じてバランスを取れる仕様となっています。

リアショック

  • 油圧プリロードアジャスター搭載(660と共通)
  • 伸び減衰調整も可能
    ストリートモデルながら本格的な機構を備えており、
    街乗りからツーリングまで幅広くセッティングを楽しめる構造です。


ローダウン適性とストローク特性

私は近年、タイガースポーツシリーズやBMWのXR系を特に好んでいます。
その理由は、LGNやLTDなどでローダウンすることで、逆に街乗りに最適なストローク長を確保できるためです。

タイガースポーツ800も例外ではなく、
ネイキッドやSSより長いストロークを持つため、
ローダウンしても乗り心地を損なわず、
むしろ“丁度よいスポーツバイク”として完成度を高められます。


現在の作業進行状況

この記事執筆時点では、フロントフォークの施工が完了
現在はリアスプリングの到着待ちで、装着後にサイドスタンドのショート加工を予定しています。

完成後は、必ず試乗によるセッティング確認を行います。
ナンバー付き車両の場合、弊社では必ず公道試走を実施し、
初期沈み込みや伸び側反応を確認しながら最終調整を行います。
この工程こそが、SGFのローダウンを“製品”ではなく“仕上げ技術”たらしめている理由です。


次回予告

次回の記事では、完成したタイガースポーツ800の試乗インプレッションをお届けします。
ローダウン後の旋回性・乗り心地・安定性について、
従来の660との比較も交えながら詳しく解説する予定です。


お問い合わせ(CTA)

トライアンフでもローダウンは問題なく対応可能です。
街乗りやツーリングでの安心感を求める方、
また走行性能を損なわずに足つきを改善したい方は、ぜひご相談ください。


※メーカー保証については、販売店またはディーラーにより対応が異なります。
購入店またはお取引先にご確認ください。

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