BMW F30を長距離乗りました。

 昨日は夜中に大阪へ、納品に出かけました。

 兄のBMW3シリーズのF30を借り、片道550Kmを走破しました。これだけの長距離を乗ると、普段使いでは気づかない点が見えてきます。

 足回りの評価は大きく変わりませんが、加速減速は100Km/h以上の速度でも余裕がありました。ターボが付いているので、E90のNAエンジンとは比較になりません。しかし残念なのはエンジンや排気音が抑えられているせいで、車内、車外問わずに若干物足りなさがあります。
 これも普段使いを考えれば良いのだと思いますが、ちょっとだけ残念でした。

 空気抵抗もかなり向上した様で、風切り音がかなり抑えられていたので、長距離移動の疲労はかなり低減しています。シートも程よい硬さなので、腰も痛くなりませんでした。

 他の年式、グレードで違いがあるのかは知りませんが、特筆すべき素晴らしい点を発見しました。それはマニュアルモードでシフトダウンを行った場合の、操作に対する忠実性です。E90やメルセデスのW211ではシフトダウンを行っても、操作に反応せずエンジン回転が下がるのを待ち、シフトダウンが行われます。
 しかし、F30のオートマはシフトダウンに即座に反応し、しっかりとギアが下がります。これを可能にしているのはインジェクション化と、ドライブバイワイアー、オートブリッピング機能の進化の併せ技だと思います。
 エンブレの効きも悪くありません。バックトルクリミッターを備えた様な、程良いバックトルクの逃し感もあります。

 アルバイトの梅山が教えてくれたのですが、最近のATはトルコンながらロックアップ機構があり、ロスが少ないそうです。ATに関してはかなり良いと思いました。

 ダンパーの動きですが、スプリングは低めのレートです。これはロール量から推定できます。それに反して圧減衰はちょっと強めで、伸び減衰は弱すぎます。そのためふわふわ感が強めにです。BMWの基本特性は前述の減衰比が多く、そこが私には合いません。これはすぐに作り直したくなります。兄から依頼があれば、ぜひ試したいですね。

 燃費が良い点も助かります。金銭面もよりも、給油の回数が減り面倒がなくなります。今回は満タンで出発してから大阪をまわり、帰路の浜松で入れました。
 合計1,200Kmの距離を走りました。出発前と浜松の二回しか給油しなかったので本当に楽でした。

 バイクも車も長距離を走らなければわからない事が沢山あります。皆様もたまには長距離ツーリングやドライブへ出かけてみては如何でしょうか?きっと楽しめるはずです。

 

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