CB1300SF SPのローダウン

CB1300SF/SB SPモデルとローダウンの関係

ここ数年、CB1300SF/SBのSPモデルからのローダウン依頼が目に見えて増えています。足まわりの素性が良く、「あと少しだけ足が届けば…」「もう少し気楽に取り回せれば…」という声が非常に多い車種です。大型らしい存在感と、日常域の扱いやすさ。その両方を求める方にとって、CB1300SPはとても魅力的な一台なのでしょう。


新車保証と仕様変更についての前置き

最初に大切な前提を一つだけ。
新車保証が生きている個体で、前後ショックの仕様変更(スプリング交換や内部仕様変更など)を行うと、その部分についてはメーカー保証の対象外となる場合があります。

この点は、必ず事前にディーラー様・販売店様と十分に確認していただき、そのうえでご依頼を頂ければ幸いです。
弊社としても、サスペンションの性能を引き出したい思いと同じくらい、オーナー様の安心感を大切にしたいと考えています。

※メーカー保証に関しては取り扱い店、ディーラーにより対応が異なるため、購入店またはお取引のある店舗へご確認ください。


LTD.RS2.2という選択肢 ― 内容と下げ幅

本題のLTD.RS2.2です。
CB1300SF/SB SP向けのLTD.RS2.2は、

  • 前後ショックのスプリング交換
  • サイドスタンドのショート加工

までを含めたパッケージで、概ね約16.5万円前後の内容となります(仕様や時期により多少の変動はあります)。

シート高の下げ幅は仕様や個体差によって変わりますが、目安として30〜40mm程度のローダウンが可能です。SP標準の足つきからすると、数字以上に「取り回しやすくなった」と感じていただけるケースが多い帯です。


シート加工との組み合わせで“もう一段”下げる

さらに一歩踏み込む方には、シート加工との併用をお勧めしています。
シートのあんこ抜きだけでなく、幅の調整・後端形状の見直しなどを合わせて行うことで、**+10mm以上の“実効的な下げ幅”**を確保できます。

これは単に数字が下がるだけではありません。

  • 着座位置が適正な位置に収まる
  • ステップ〜ハンドル〜シートの三点関係が整う
  • ブレーキ/シフト操作時の上体のブレが減る

こうした効果によって、足つきと同時にポジションと走りの質を整えることが可能になります。同じCB1300でありながら、「まったく別のバイクのようだ」と感じられる方も少なくありません。


RS2.2からS2.2へ ― ひとつの足まわりで二つの顔

LTD.RS2.2の大きな利点は、**“作り方次第で表情を変えられる”**ことです。
基本仕様はローダウン+快適寄りのストリート仕様ですが、

  • フロントフォークの突き出し量
  • 前後イニシャルの掛け方

を変えることで、同じハードウェアを用いながらLTD.S2.2相当のスポーツ寄りセッティングへと振ることも可能です。

「まずはRS2.2として街乗り・ツーリングを楽しみ、慣れてきたらS2.2方向に寄せていく」というステップも現実的な選択肢です。一本のサスペンションで、用途に応じて性格を変えられる――そこにLTD/2.2シリーズの面白さがあります。


一人乗り・街乗り〜ツーリングでの狙い

CB1300SPにおけるLTDシリーズの最大の目的は、**“一人乗りを気持ちよくすること”**です。

  • 街乗りでの発進停止
  • 交差点での低速旋回
  • ツーリング先の峠道での軽いワインディング

こうした日常〜週末のシーンで、ライダー一人が自然体で扱えるように最適化していきます。

純正サスペンションは、二人乗りや荷物積載も考慮した懐の広い設定です。
その一方で「自分は基本一人乗りで楽しみたい」という方にとっては、少し“硬く、重く感じる”場面も出てきます。

LTD.RS2.2は、そうしたオーナー様に向けて、足つきと一人乗りでの素直さをバランスよく引き上げることを狙った仕様です。

車高に合わせ、サイドスタンドの長さも加工し最適化します。


サーキット走行というもう一つの顔

では、サーキットではどうか。
CB1300SF/SB SPは、純正のままでも決して悪くない足まわりを備えています。

傾向としては、

  • フロント:そのまま筑波サーキットを走っても対応できるレベル
  • リア:イニシャルを少し抜く、もしくは一段柔らかいバネにしたい

という印象です。

サーキットの性格によっても相性は変わります。

  • 筑波のような比較的タイトなコース
  • もてぎや鈴鹿のような高速寄りのコース

後者では、LTD.S2.2寄りの仕様の方が相性が良い場合もありますし、「リアだけSTDスプリングを活かしたい」という選択も考えられます。

純正かLTDか、RS2.2かS2.2か。どれが“正解”というよりも、走る場所と走り方に応じて、どこに軸足を置くかという話です。
そのあたりは、実際の使用状況を伺いながら、一緒に組み立てていく方が良い領域だと考えています。


ご相談について

CB1300SF/SB SPを、今よりもう少し自分に近づけたい。
足つきを改善したいが、走りの質を落としたくはない。
街乗り・ツーリングを中心にしつつ、ときどきサーキットも視野に入れたい。

そうしたご希望があれば、一度ご相談いただければと思います。
身長・体重・主な用途(一人乗り/二人乗り、街乗り/ツーリング/サーキット)などをお知らせいただければ、LTD.RS2.2/S2.2/ローダウン無しのセットアップを含めた最適案を提案いたします。

お問い合わせは下記から承ります。

CB1300という優れたベースを、どこまで“自分のバイク”に近づけるか。
その過程をご一緒できれば幸いです。

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